喘息ってどんな病気?
力富 喘息の典型的な症状といえばゼーゼーヒューヒューという息苦しさが挙げられますが、喘息で初めて受診する方の多くは「風邪で咳が長引いている」と訴えて来院されます。しかし、よくうかがうと咳だけではなく「呼吸が苦しい」「夜から明け方にかけて、咳がひどくなる」など喘息の典型的な症状があります。
平松 夜間や朝に咳がひどくなり、数週間~1ヵ月以上咳が長引くようならたかが咳と思わず、また自分は気管支が弱いから仕方ないと判断せず、一度医療機関を受診しましょう。喘息以外にも呼吸器の病気が隠れていることもあるので、まず、レントゲンや肺機能などの検査を受けられる医療機関を受診してみましょう。
平松 炎症とは傷のように赤くジクジクとして、少し触れただけで痛いような敏感な状態を想像するとわかりやすいと思います。ただし、スリ傷は治療をしてある程度時間が経過すると勝手に治っていきますが、残念ながら気管支の炎症は治療をやめてしまうと、そのまま炎症が残ってしまうことがわかっています。気管支内部の炎症を直接、目で確かめることは難しいので、それを間接的に少しでも近い形で知ることが喘息と付き合う中で最も大切なことです。症状だけを基準にするとどうしても甘くなりがちなため、先ほどお話にあったピークフローの測定や一般的な肺機能を検査します。また、最近はオシレーション法による気道抵抗の検査や吐く息の一酸化窒素なども簡単に測れるようになってきており、それらを組み合わせることでより近い形でわかるようになってきました。
平松 炎症とは傷のように赤くジクジクとして、少し触れただけで痛いような敏感な状態を想像するとわかりやすいと思います。ただし、スリ傷は治療をしてある程度時間が経過すると勝手に治っていきますが、残念ながら気管支の炎症は治療をやめてしまうと、そのまま炎症が残ってしまうことがわかっています。
気管支内部の炎症を直接、目で確かめることは難しいので、それを間接的に少しでも近い形で知ることが喘息と付き合う中で最も大切なことです。症状だけを基準にするとどうしても甘くなりがちなため、先ほどお話にあったピークフローの測定や一般的な肺機能を検査します。また、最近はオシレーション法による気道抵抗の検査や吐く息の一酸化窒素なども簡単に測れるようになってきており、それらを組み合わせることでより近い形でわかるようになってきました。