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INTERVIEW 専門の先生に聞いてみました。

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【第10回】正しい治療を気⻑に続けることが何より⼤事。あなたの現在と将来の健康のために毎⽇の吸⼊を続けましょう。

森谷 哲郎 先生 もりや内科・呼吸器科クリニック 院長

治療継続の秘訣は、その意味を理解し納得することです。

「わかりやすく、あたたかい医療」をモットーに患者さんへの説明の⽅法を⼯夫しておられる森⾕先⽣に、

いつも、患者さんにお話しされていることを教えていただきました。

スポーツの秋に関する注意点もお聞きしています。

コメンテーター

森⾕ 哲郎 先⽣

もりや内科・呼吸器科クリニック 院⻑

 

スポーツの秋!上⼿に運動を取り⼊れましょう

夏の間はおさまっていた症状が再び現れる秋は、喘息患者さんにとって少し憂鬱な季節かもしれません。症状を誘発するのは「寒さ」というより、気温や気圧の変化。秋は1⽇のなかの寒暖差が⼤きく、台⾵など天候の急激な変化が刺激となり喘息が悪化しやすくなります。もうひとつ、秋と⾔えばスポーツ。涼しくなって運動を始める⽅も多いですが、喘息患者さんは、運動で体温がぐっと上昇することで症状が誘発されることがあります。とはいえ、健康のために運動は⼤切です。急激に体温を上げないという点で、お奨めは⽔泳やウォーキング。医師と相談しながら、⽣活に上⼿に運動を取り⼊れましょう。

 

咳は発作?早めの治療で⼤きな発作を防ぎましょう

では症状のお話をしましょう。喘息の症状というと、ゼーゼーヒューヒューと呼吸が苦しくなるイメージがあります。注意していただきたいのが、。繰り返すに対して、「⾃分は⾵邪をひきやすいタイプだから」と思ってしまう⽅が多いのですが、喘息によるの場合があります。明け⽅や起きた直後にがひどくなったり、がしつこく続くときは、⼀度、受診してみてください。

また、「発作」とは救急⾞を呼ぶような重篤な状況であって、が出る程度は発作ではないと考えていませんか?特にひどい発作を経験したことのある患者さんは、軽いくらいは我慢しがちです。しかし、私たち専⾨医は、普段の⽣活で我慢できるや喘息が原因で出るも「⼩さな発作」だと捉えています。まだ喘息と診断されていない⽅、診断されていても症状が軽い⽅たちが、「くらい我慢すれば良い」と治療をせずに、病状を悪化させてしまったケースを多く⾒てきました。早めに治療すれば、急にき込む⼼配を抱えず、やりたいことを諦めることなく⽣活することができます。「これぐらいは我慢できるから」と放っておかずに、しっかりと治療しましょう。

また、「発作」とは救急⾞を呼ぶような重篤な状況であって、が出る程度は発作ではないと考えていませんか?特にひどい発作を経験したことのある患者さんは、軽いくらいは我慢しがちです。しかし、私たち専⾨医は、普段の⽣活で我慢できるや喘息が原因で出るも「⼩さな発作」だと捉えています。まだ喘息と診断されていない⽅、診断されていても症状が軽い⽅たちが、「くらい我慢すれば良い」と治療をせずに、病状を悪化させてしまったケースを多く⾒てきました。早めに治療すれば、急にき込む⼼配を抱えず、やりたいことを諦めることなく⽣活することができます。「これぐらいは我慢できるから」と放っておかずに、しっかりと治療しましょう。

肌荒れにクリームを塗るように、気道のささくれをコーティングしましょう

喘息とは気管に炎症が起きる病気です。指に「ささくれ」ができると、ちょっとしたことで痛みを感じますよね。気管の炎症は、「気管の表⾯がささくれている状態」なのです。気管の粘膜がはがれてその下の神経が剥き出しになっているので、冷たい空気、ちょっとしたホコリなどに敏感に反応してしまいます。

そこで、気管の炎症を抑えるために吸⼊ステロイド薬を使います。吸⼊ステロイド薬は、「ささくれ」をコーティングして保護するお薬です。ただ、コーティングしているので、お薬を吸⼊してがおさまったとしても、「ささくれ」のできやすい体質が無くなったわけではありません。薬をやめてしまうと、コーティングが剥がれてまたが出ます。それを何度も繰り返していると、「ささくれ」がより治りづらくなってしまいます。お肌で⾔うと、1度だけクリームを塗っても、またカサカサするのと同じです。肌荒れやシミができないように、毎⽇クリームを塗りますよね。しかし、気管は⾒えないので、症状がおさまったらすぐに薬を中断してしまう⼈が少なくありませんが、毎⽇、吸⼊ステロイド薬の吸⼊を続けて、繰り返しコーティングすることが重要なのです。

そこで、気管の炎症を抑えるために吸⼊ステロイド薬を使います。吸⼊ステロイド薬は、「ささくれ」をコーティングして保護するお薬です。ただ、コーティングしているので、お薬を吸⼊してがおさまったとしても、「ささくれ」のできやすい体質が無くなったわけではありません。薬をやめてしまうと、コーティングが剥がれてまたが出ます。それを何度も繰り返していると、「ささくれ」がより治りづらくなってしまいます。お肌で⾔うと、1度だけクリームを塗っても、またカサカサするのと同じです。肌荒れやシミができないように、毎⽇クリームを塗りますよね。しかし、気管は⾒えないので、症状がおさまったらすぐに薬を中断してしまう⼈が少なくありませんが、毎⽇、吸⼊ステロイド薬の吸⼊を続けて、繰り返しコーティングすることが重要なのです。

 

お薬が気道にきちんと届いていますか?

吸⼊ステロイド薬が登場したおかげで、喘息は症状が出ないようにコントロール可能な病気になりました。ステロイド副作⽤を⼼配される⽅も少なくありませんが、少量の薬剤を肺に直接とどけるため、全⾝性の副作⽤は少ないと⾔われています。

むしろ、しっかりと深い呼吸で正しく吸い込まないと、気管までお薬が届かず、効果が⼗分に出ないので注意が必要です。以前、ある患者さんが、間違った⽅法で吸⼊されているのを⾒てビックリしたことがあります。始めは吸⼊のコツを理解して正しく吸⼊できていたのに、いつのまにか我流で吸うようになっていたのです。それを知って以来、私の外来では患者さんの前で⾃分がやってみせ、しつこい程、繰り返し確認するようになりました。みなさんも、⼀度、正しく吸⼊できているか、医療機関や薬局で確認してみてはいかがでしょうか。

 

「症状ゼロ」を⽬指して気⻑に頑張りましょう

喘息は、正しい治療を続けていれば、多くの場合症状をゼロにすることが可能です。⽬標は、学校や職場を休まないことではなく、症状がでないこと=「症状ゼロ」です。そのために⼤切なことは、治療を中断しないことです。ひどい発作がおちついていても、軽いなどが続いているだけで、将来ふたたび重い発作を繰り返すようになる可能性があります。また、症状がなくなっても、気管には炎症が残っているため、お薬を⽌めると症状が出てきてしまいます。でも、もし、残念ながらつい⾃⼰判断で中断してしまった場合…、少しでも調⼦が悪くなったときは受診を躊躇したり、遠慮したりしないでください。⾃⼰判断で治療をやめた「負い⽬」や「気まずさ」を感じる患者さんも多いと思いますが、そのせいで治療再開が遅れてしまっては⼤変です。

もちろん、⾃⼰判断で中断しないことが⼀番です。もし、「もう、病院に⾏かなくてもいいかな……」と感じておられるなら、再び症状が出たときのことを想像してみて下さい。少々、⾯倒でも毎⽇の吸⼊を続けて、定期的に受診していれば安⼼だと思っていただけたら幸いです。⼀緒に、腰を据えて気⻑に治療を続けましょう。

 

>第13回 お薬をやめたくなっても気持ちを切り替えて、調子が良い時もしっかりお薬を続けましょう。

>第12回 特別編 対談 力富先生「喘息は症状が治まってからが勝負です」平松先生「目標を高くもって、治療しましょう」

>第11回 喘息について、検査について、正しく理解することが治療へのチカラになります。

>第10回 正しい治療を気長に続けることが何より大事。あなたの現在と将来の健康のために毎日の吸入を続けましょう。

>第9回 自分の喘息の状態をきちんと把握して、医師に伝えることが重要です。早めにきちんと炎症の治療をすることで症状をなくしましょう

>第8回 風邪などが原因で症状が出やすいこの季節、毎日の気道炎症の治療が重要

>第7回 気道が敏感な状態がよくなるには、時間がかかります 症状がおさまっても治療をやめずに、抗炎症治療を続けましょう

>第6回 喘息治療は慢性的に起きている「気道の炎症」をしずめるために、調子がよいときも、使い続けることが大切

>第5回 喘息治療薬をきちんと続けて毎年の花粉の時期にも症状をコントロールしましょう

>第4回 喘息は、「生活環境病」 でも、きちんと治療すれば、環境に左右されにくくなります

>第3回 喘息は「動く病気」。適切な治療を続ければ、よい方向に動く

>第2回 夏は症状の落ちつく季節 それでも、喘息は休んでいません

>第1回 喘息の「誤解」をなくし、症状ゼロを目指しましょう