乾燥は喘息の敵。でも、過度の加湿にも要注意
日ごとに寒さがまして冬の気配が強くなると、風邪をきっかけに調子を崩す喘息患者さんが増えてきます。また、寒くなると暖房を使い始めます。暖房は室内を乾燥させるため、長時間乾いた空気の中にいると、空気の通り道である気道も乾いてカラカラになり、咳が出やすくなります。
こうした冬場の乾燥を防ぐために、加湿器をお使いの方も多いと思います。しかし、加湿器は適切に使わないと、湿度が上がりすぎることがあります。その結果、ダニが繁殖して、喘息患者さんの気道を刺激する要因をむしろ増やすことになってしまいます。